性転のへきれき「由香の場合」夫婦スイッチ:今日から奥さんになりなさい

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性転のへきれき「由香の場合」夫婦スイッチ:今日から奥さんになりなさいは2000年11月に「性転のへきれき・由香の場合」として電子出版された小説です。

由香の場合「夫婦スイッチ」は性転のへきれきシリーズの第3作目として2000年11月にネコミケで発売されたオンライン小説です。処女作のひろみの場合は手術の取り違えによる性転換に関する軽いオンライン小説で、第2作のかおりの場合は女性が主役の会社に再就職した主人公が半ば強制的に女性を装って働かされることになり「両性の」恋をするラブストーリーですが、第3作の由香の場合は主人公が妻の策略によって妻の奥さんにされてしまうという夫婦入れ替わりファンタジーです。

1997年11月 ひろみの場合「突然の性転換」
1999年 3月 かおりの場合「ラブストーリー」
2000年11月 由香の場合「夫婦スイッチ」
2002年12月 洋子の場合「香港の娼婦」
2003年11月 えりの場合「あなただけが好きだった」
2014年11月 よじれた戸籍

第4作の洋子の場合は、男子大学生が香港で娼婦として働かされることから始まって中央アジアから中東まで舞台の広がるストーリー性のあるロマンスファンタジー、第5作えりの場合はエリート証券マンが問題顧客に関わった挙句OLにされてしまうという被虐性の高いストーリーです。

性描写の濃淡にかかわらず、性転のへきれきシリーズの小説は、いわゆるアダルト小説ではなく、性同一性障害やそれに準じる悩みに苦しむ人が前を向いて生きていくための真面目な小説として書いているつもりです。校閲の為に第1作から第6作までを順に読み返していて自分自身の変化が辿れた気がしました。

「夫婦の入れ替わり」はTS小説のメインテーマの一つであり、「由香の場合」はクラシックかつシンプルな内容ですが、今でもダウンロード数が多い小説です。性転のへきれきTS文庫には「夫婦関係が逆転し夫は女装して奥さんになる」カテゴリーの小説が幾つかあります。

この中で最も激しいのは何といっても逆転父母:今日から女子中生になりなさいであり、主人公の父親はある日を境に主人公の母親から女装を命じられ下女のように命令に従う立場になります。由香の場合を読んで胸がすっきりした読者は、逆転父母を読めばもっと気持ちがすっきりすること間違いなしです。


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これは性転のへきれきTS文庫、日英TS文庫、その他の桜沢ゆうの出版物を紹介するHPと桜沢ゆうのブログを兼ねたサイトです。桜沢ゆうは千葉県在住の作家で、1997年に処女作「性転のへきれき(ひろみの場合)」を出版して以来創作活動を続けており、数多くのロマンス小説、ファンタジー小説、サスペンス小説、ソフトSF小説などを出版しています。作品の多くは性同一性障害、性転換のテーマを扱っています。小説の分類としてはTS小説が多く、その他は純文学となります。

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