よじれた戸籍:僕の戸籍は女だった

「よじれた戸籍」を再校閲し表紙画像を新しくして再出版しました。

「よじれた戸籍:僕の戸籍は女だった」を校閲するのには他の小説の倍の時間がかかりました。理由は、長さが倍だからです。性転のへきれきTS文庫で980円の値段が付いているものは長編小説です。一般的に長編小説とは10万文字が基準と言われますが、「よじれた戸籍:僕の戸籍は女だった」は18万文字あります。価格は980円なので、時間を潰すという観点でコスパの高い小説です。

というのは自虐的な冗談で、「よじれた戸籍」はいくつもの山と谷がある密度の高い小説であり、主人公の高原裕貴になった気持ちでどっぷりと浸かって裕貴の人生を「ユキ」として再体験することができます。

第1章は「就職予定だった会社から突然内定取り消し通知が届いた。驚いて電話したら、戸籍が女性なのに男性のふりをして応募しては駄目ですよと言われた」ということで始まり、裕貴は彼女の美沙と一緒に夜行バスで徳島県の池田町にある市役所に行くことになります。

第40章まで新たな大波が次から次へと怒涛のように主人公を襲います。読み終えた時のあなたの心身は裕貴になりきってしまって、元の自分に戻るには何日もかかるかもしれません。

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2020年4月1日現在で性転のへきれきTS文庫及び日英TS文庫として84の小説が出版されていますが、「よじれた戸籍」は桜沢ゆうが6番目に書いた小説です。

  • 1997.11 ひろみの場合「突然の性転換」
  • 1999.3 かおりの場合「ラブストーリー」
  • 2000.11 由香の場合「夫婦スイッチ」
  • 2002.12 洋子の場合「香港の娼婦」
  • 2003.11 えりの場合「あなただけが好きだった」
    < 11年間の休筆期間 >
  • 2014.11 「よじれた戸籍」

6年前に書いたので、校閲していて恋人同士がLINEでなくメールでやりとりしていることに少し不自然さを感じましたが、ストーリーの構成は丁寧で、どっぷりと共感して読める小説だなと、校閲していて感じました。


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