性転のへきれきTS文庫の長編TS小説「異性装の果実」を出版しました。
主人公は千葉市美浜区の幕張新都心にある会社に勤務する二階堂という30歳のサラリーマン男性です。二階堂はサッカーA代表の試合を深夜にテレビで見て寝不足のため午後4時に早退して幕張のスポーツクラブの大浴場でくつろぎます。
大浴場で「君のは小さい」と声を掛けられた相手は見たことがあるような人物でした。「君の会社の社長だ」と名乗り、翌朝社長室に来るようにと言われます。半信半疑社長室に行くと「取締役にならないか」と驚くべき誘いを受けました。
社長から詳しい説明を聞いたところ、一見荒唐無稽な感じはしましたが、何故自分にそんなチャンスが巡ってきたかがわかり、若干綱渡りのような難しさはあるもののリスクをとる値打ちがあるだけのチャンスだと思ったので、チャンスをものにしようと書類にサインをして取締役就任の準備が開始されました。
手続きは着々と進み、二階堂は取締役への道を歩み始めます。しかし、社長から聞いて二階堂が抱いていた思惑からは微妙なズレが生じ、話が段々予想外の方向に進み始めます。
二階堂は次から次へと予想外の展開に巻き込まれ、多難で孤独な取締役人生へと突入していきます。
14万文字の長編TSエンターテインメント小説です。じっくりお楽しみください。
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女性になることを条件に昇進するストーリーの小説としては女性管理職になりたかった男があります。31才~35才の小柄で細身の男性の中が4名ピックアップされて人事担当常務から呼び出しを受け、「君たちを来年の4月1日付で課長にしてあげよう。但し一つだけ条件がある。その条件とは女性になることだ」と言われ、31歳の主人公が条件を飲んで最年少課長への道を歩み始めました。
「異性装の果実」の相手役は同期のエリート美人女性、社長と取引先の大会社の社長の3人です。さらにもう一人重要な若い男性が相手役として登場しますが、これ以上言うとネタバレになるので伏せさせていただきます。性転のへきれきTS文庫の他の小説と比較すると、60歳以上の男性が重要な役割を果たす点が特徴的です。
これは性転のへきれきTS文庫、日英TS文庫、その他の桜沢ゆうの出版物を紹介するHPと桜沢ゆうのブログを兼ねたサイトです。桜沢ゆうは千葉県在住の作家で、1997年に処女作「性転のへきれき(ひろみの場合)」を出版して以来創作活動を続けており、数多くのロマンス小説、ファンタジー小説、サスペンス小説、ソフトSF小説などを出版しています。作品の多くは性同一性障害、性転換のテーマを扱っています。小説の分類としてはTS小説が多く、その他は純文学となります。
私は若い頃から男女平等が基本の会社勤務だった為に、女性上司や私にとって右腕的立ち位置の女性を部下に持った経験があるので、女性の会社幹部と言うものに大きな拘りや違和感もありませんでした。たまたまですが私自身にも女装癖と言うか趣味としての女装を楽しむことがあったので、彼女達から多くのファッションに関する方法をリサーチしたりも出来て良い環境だったと思っております。ただその中で頭角を現すような女性は男の目から見ても露骨なパワハラ、セクハラ、モラハラが横行していたことも事実ですね。女性ならではの切れのある上司は残念ながら会社の土台が弱かったからでしょうか?お目にかかることはできませんでした。
Kindleでの販売はやめたんですか?
せっかく楽しみにしてるのに、楽天だと読めません。
ご愛読、心から感謝いたします。この度はご不便をおかけして誠に申し訳ございません。 数年前に販路をDL-MarketからAmazonに変更し、その後Amazonで販売してきました。2014年秋から専業作家として生計を立てていますが、Amazonが2016年8月に”Kindle Unlimited”を導入した結果、印税が激減し、作家では食べていけなくなりつつあります。 980円の書籍が1冊売れると、Kindle Unlimited実施前は632円の印税が入っていました。実施後は(毎月変動するのですが)80~100円です。Kindle Unlimited会員は無料(月額定額)なのでダウンロード数は約2.5倍になりました。単価が7分の1、数量が2.5倍ということは印税は2.8分の1(ほぼ3分の1)となったわけです。 今後も作家活動を継続していくためにはこの状況を改善する必要がありますので、以下の対策を講じることを決断しました。 1)新作は楽天Koboで発売する。 2)出版済みの作品はKindle Unlimitedから通常のKindle(月額定額ではなく1冊590円、980円の有料)に徐々に変更していき、最終的にはすべて通常のKindleと楽天Koboの両方で販売する。 3)楽天Koboで発売した新作は時期を遅らせて(数週間になると思いますが未定です)Kindleでも販売する。理由:980円の書籍を通常Kindleで販売した場合の印税は343円、楽天Koboで販売した場合の印税は686円となるので、できる限り多くの読者の方を楽天Koboへと誘導したいため。 作家の勝手な事情で無理をお願いして誠に恐縮ですが、どうかご理解いただきたくお願い申し上げます。
2019/4/14日にKindleに追加しました。よろしくお願いいたします。