バンコク発の夜行列車:異性への旅立ち

性転のへきれきシリーズ新作TS小説「バンコク発の夜行列車」を出版しました。私自身のバンコク旅行に基づく長編サスペンス・性転換ミステリー小説です。最新のバンコク事情を反映した小説ですので、特に旅行好きの方にはご参考になると思います。

主人公の翔太は格安ツアーでバンコク旅行に行き、一人で市内観光を楽しみますが、バンコクの原宿と言われるカオサン通りを訪れ、買い物をしていた時、吹っ掛けられていたところを20代のタイ人女性ノイナに助けられます。彼女は片言の日本語が話せて、翔太の好みのタイプのスラリとした美人でした。彼女のお陰でバンコク旅行は予想以上に楽しいものになりそうでした。翔太を大きな落とし穴が待ち受けているとは予想もできませんでした。

私(桜沢ゆう)は2018年8月23日からHISの直前割引超激安ツアーでバンコク5日間の旅に行ってきました。ホテル3泊に機中1泊で実質3日間しかバンコクに居られないツアーでした。台風19号に続いて20号が本州を直撃しそうになったので、計画していた長野旅行を断念し、台風が来ても影響のない場所に旅行することにしたのです。2、3日以内に出発する海外ツアーをネットで探したところ、直前割引として激安価格が出ていたのが、そのバンコク5日間のツアーでした。

「バンコクからの夜行列車」の当初5日間は市内観光の日程を含めて実話が多いのですが、列車がドンムアン空港駅を過ぎてからは(実際には私はドンムアン空港駅で下車して帰国便に乗りましたので)フィクションです。勿論、タイでの過去の経験談があちこちに活用されているので、リアルさは感じていただけたと思います。

物価はその時点での実レートで100バーツを340円として計算しました。これからバンコク旅行に行こうと計画されている方は、物価情報としてお役立てください。

私にとってバンコクは特別な場所であり、今回が4回目の訪問でした。「バンコクからの夜行列車」の主人公にとっては初のバンコク旅行という設定ですので、本来ならメジャーな観光名所である水上マーケット、ニューハーフショー、ムエタイなどを含めるのがお勧めですし、できればアユタヤまで足を延ばしたいところでしょう。

アユタヤに行く場合はツアー会社のオプション旅行に高い費用を払わなくても、自分で国鉄に乗れば鈍行列車でも二時間しかかからず片道15バーツで行けます。私は今回クレット島に行くのにエクスプレス・ボートに乗りましたが、チャオプラヤー川の船旅が満喫できました。旅行会社がアユタヤツアーで「復路は船旅」と謳う比較的高価なツアーを宣伝していることがありますが、アユタヤからノンタブリーまでの50kmをバスで走り、ノンタブリー(またはパーククレット)でエクスプレスボートに乗るだけのもののようです。アユタヤからバンコク市街までの公共水上交通サービスは存在しないのでご注意ください。

なお、私が泊まったバンコク・センターホテルからドンムアン空港に行くにはタクシー(約400バーツ)、モーチット駅まで地下鉄で行って空港行きのバスに乗る、伊勢丹デパートの近くからドンムアン空港行きのバスに乗るなどの方法があり、ファランポーン駅からの国鉄は遅延が多いので勧められないと書いてあるウェブサイトが多かったのですが、圧倒的に安価(20バーツ)かつ乗換なしなので、私は午後8時10分発のデンチャイ行きの列車に乗りました。幸い居眠りせずにドンムアン空港駅で列車を降りたので、「バンコクからの夜行列車」の主人公のように翌朝デンチャイ駅で目が覚めて真っ青になる事態には到りませんでした。

今回久しぶりにバンコクに行って大きく改善されたと感じたのはタクシーです。以前は客を騙して大回りしたり「その寺院は今日は工事中で入れないから別の所を教える」と言っていかがわしい土産物屋に連れて行く運転手が跋扈していましたが、Grabという配車アプリのおかげで、安心してタクシーに乗れるようになりました。Grabはタクシーやバイクの運転手ひとりひとりに面談した上で登録しているらしく、運転手の素性が明らかです。更に、アプリを利用して乗る度に星の数で五段階評価をしてレビューの書き込みをするので、運転手は高評価を得るために一生懸命にサービスしてくれます。

ノイナはGrabのアプリを使い慣れており、タクシースタンドの近くに行ってからでもアプリを起動してバイクを選ぶという徹底ぶり。お陰で主人公もバンコク発の夜行列車に乗るまではノイナのタクシーとバイクに安心して同乗できたわけです。

もう一つの裏技ですが、過去に東南アジア旅行に行く時にSIM2FLYというデータ通信用のSIMを購入したことがある方は、既に期限が切れていてもそのSIMをスマホに差して、発行元のAAIS社のアプリをインストールすれば、タイで継続して使用できます。私の場合は、再アクティベーション・ボーナスとして3日間3GBを無償でもらうことが出来ました。タイのSIMは基本的にプリペイド方式ですが、回線速度により7日間のデータ通信を数10バーツから200バーツで利用できるのでお得です。その料金をプリペイするにはAIS社のアプリの中からLINE Payで支払うのが便利です。

バンコクについて話し始めると、話題が多すぎて止まらなくなります。パクチーやココナツの味が嫌いだという方にはタイ料理は美味しくないかもしれませんが、私にとっては果物を含めて美食パラダイスです。

それから、日本に住んでいて「男性はこうあるべきだ」という要求レベルが高すぎることを負担に感じている男性はタイに移住すれば解放された気持ちになれるかもしれません。タイの女性はノイナのように自立心が強く男性に頼ることを当然と思っていない人が多いので、自分より精神力や生活力が低い男性でも受け入れる余地が(日本に比べると)大きいからです。

そんな女性から好かれたいなら、優しくなくてはなりません。タイの男性は仕草も態度も自信がなさそうで控えめだったり、日本人の感覚からすると女っぽく見える人が沢山居ます。自分より優れた女性を心から尊敬し、従順になれる能力が必須です。この物語の主人公のノイナに対する感情に心から共感できる人なら大丈夫ですが、主人公の煮え切らなさを見てメンヘラと感じた人には無理だと思います。

小説を書き終えて、タイに長期旅行に行きたいという衝動に襲われました。日本に居なくても小説を書いてアマゾンで出版する作業には何の不便もありません。高速のインターネットが安価に利用できて物価が安いタイなら印税だけで快適に暮らせそうです。


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