新作「異世界への旅立ち:男女入れ替わり物語②」を出版しました。異世界男女入れ替わりシリーズ第2弾としての出版ですが、第1弾とは登場人物と舞台が異なる独立した小説ですので、どちらを先に読んでも、あるいは一方しか読まなくても問題なくお楽しみいただけます。
「異世界への旅立ち:男女入れ替わり物語②」の主人公は馬淵雄大という入社2年目のサラリーマンです。
車中泊旅行が趣味の馬淵は2021年のゴールデンウィークに合わせて有給休暇を取り4月26日の夜に岩手・秋田方面への旅行に出かけます。盛岡IC~雫石~田沢湖から乳頭温泉郷へと進み、雪が残る乳頭山登山道を登って「一本松たっこの湯」という野天の秘湯に到達します。人っ子一人居ない大自然の中での岩風呂に浸かっていると、不思議な力で岩風呂の底の泥の中へと引き込まれて気を失いますが、約3時間後に同じ岩風呂で目を覚まします。
馬淵は野天の秘湯を満喫した思いで下山するのですが、何かが微妙におかしいと感じます。どうも自分がとんでもない異世界に飛ばされたのではないかと気づくまで、さほど長い時間はかかりませんでした。
私(桜沢ゆう)も同時期に乳頭温泉郷の黒湯温泉の奥にある川沿いの道に分け入り、雪の残る登山道を登って一本松たっこの湯という野天の秘湯に辿り着きました。当日、私の場合は一本松たっこの湯から異世界には飛べずに下山し、「アルパこまくさの湯」という田沢湖を見渡す温泉施設に立ち寄りました。コロナ禍でGW入り前の平日だったこともあり、露天風呂での2時間の入浴中に他の客は一人も入ってこず、大自然の岩風呂を満喫しました。
本書はその2時間の入浴中に発想し、旅行から帰って執筆したものです。田沢湖畔から武家屋敷街で有名な角館に行き、馬淵雄大とほぼ同じ経路で千葉に戻りました。なお、本書に出てくるパワースポットはいずれも私が好きな場所であり、親しみを込めてご紹介しています。
「異世界への旅立ち:男女入れ替わり物語②」は異世界ミステリー・ロマンスSFで、10万文字余りの長編小説です。本書は異世界男女入れ替わりシリーズ第2弾ですが、第1弾の「異世界からの訪問者:男女入れ替わり物語①」とは「真逆の世界から来た僕とそっくりの女」を焼き直した小説ですので、「真逆の世界から来た僕とそっくりの女」をご購入済みの方は重複購入にご注意ください。
これは性転のへきれきTS文庫、日英TS文庫、その他の桜沢ゆうの出版物を紹介するHPと桜沢ゆうのブログを兼ねたサイトです。桜沢ゆうは千葉県在住の作家で、1997年に処女作「性転のへきれき(ひろみの場合)」を出版して以来創作活動を続けており、数多くのロマンス小説、ファンタジー小説、サスペンス小説、ソフトSF小説などを出版しています。作品の多くは性同一性障害、性転換のテーマを扱っています。小説の分類としてはTS小説が多く、その他は純文学となります。