桜沢ゆう (Yulia Yu. Sakurazawa)の作品のうち日本語の小説は amazon.co.jpで、英語の小説は amazon.comで販売しており、毎月Amazonから前月の販売実績が届くのですが、珍現象?が発生しています。
英語の小説の amazon.co.jpでの売上が増加したのです。昨年までは殆どゼロだったのが、2016年3月を例にとると、ダウンロード数が49冊で、そのうちお金を払って購入して頂いたのが5冊でした。日本在住の外人や日本に出張中の外人はamazon.comやamazon.co.ukで購入するので、この49冊の大半は日本人読者によるものと考えられます。
Amazon.co.jpでのYulia Yu. Sakurazawaの小説リストはこちらをクリックしてご参照ください。
性転のへきれきの読者で「英語の小説も読んでみよう」と果敢にチャレンジさる方がいらっしゃるとは心強い限りです。帰国子女の若い方々でTS小説を読みたいと思って私の英語小説を気軽にダウンロードされているのかも知れません。
日本語とほぼ同じ内容の小説を英語で出したのはまだ2冊だけです。
というのは、例えば「スイッチ」とか「ある若いホームレスの立身出世物語」とか、性転のへきれきシリーズの会社物小説などをそのまま英語化しても、まず売れない(風土が違い過ぎる)からです。英語版でもオフィスもののTS小説(例:Slippery Slope in a Bank)の売行きは好調ですが、その日本語版を書いても、風土が違うのでもうひとつ面白く感じないと思います。また英語小説を和訳したり日本語版を書くのは、ゼロから日本語小説を書くよりも、むしろ労力と時間を要するのです。
英語を勉強する場合のコツとして「自分の興味のある内容の本を英語で読むのが良い」とよく言われます。性転のへきれきシリーズの読者の方でしたら、Yulia Yu. Sakurazawaの英語小説を読むのが近道かも知れませんよ!