Forbidden Asylum 禁断の閉鎖病棟

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桜沢ゆう Yulia Yu. Sakurazawa の英語TS小説執筆活動のご紹介です。

Forbidden Asylumという英語小説を5月7日にAmazonで発売したのですが毎日平均2冊の売上が続いており、私の英語小説としては好調な立ち上がりです。Amazon.co.jpでのKindleの洋書全体で175位にランキングされています。(つまりAmazon.co.jpで洋書の売上はわずかなのですね。)

Asylumとは亡命という意味ですが精神病院、保護収容施設の意味でも使われます。Forbidden Asylumは強いて訳すと「禁断の精神病棟」というよりは「禁断の精神病院」という感じです。

荒筋は、以下の通りです。

主人公Rayの車が辺鄙な道で故障し、Rayは車を側道に停めてスマホで助けを呼ぼうとしますが生憎バッテリーが切れており、やむなく徒歩で電話を借りに行きます。辿り着いたのは古い病院のような建物で、入ると何か雰囲気が変でした。そこはVincent収容所(精神病院)という名前の病院で、マネージャーが出て来て電話機のある部屋に案内されたのは良いのですが、マネージャーはRayのことをRachael(レイチェル=女性)と呼びます。その後に現れた看護師長もRayをRachaelと呼ぶのです。マネージャーはRayを自分が男性であるという妄想に憑りつかれた女性として取扱います。Rachaelはその病院の入院患者で、先日彷徨して行方不明になっていたのがやっと戻って来たものとして扱われ、病院から出してもらえなくなるのでした。

それから後はネタバレになるので内緒です。この本は”A Transgender Horror Story”としてAmazonの販売ページで紹介しており、カテゴリーもHorrorになっています。TS Horror小説というのはキーワード的に競合が少ないニッチなのかな、と気を強くしています。Horror小説の好きな人がAmazonで探していて「TSかよ!」と目を留めて買う、というパターンなのか、それともTS小説ファン(英語のTS小説の数は日本より一桁以上多いですが露骨なエロ小説が大半)がHorrorに目を留めて買うのか、どちらなのか不明です。私の英語TS小説は性転のへきれき並みの性交表現しか出てこないので英語TS小説の中では完全に「非エロ」の部類です。


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これは性転のへきれきTS文庫、日英TS文庫、その他の桜沢ゆうの出版物を紹介するHPと桜沢ゆうのブログを兼ねたサイトです。桜沢ゆうは千葉県在住の作家で、1997年に処女作「性転のへきれき(ひろみの場合)」を出版して以来創作活動を続けており、数多くのロマンス小説、ファンタジー小説、サスペンス小説、ソフトSF小説などを出版しています。作品の多くは性同一性障害、性転換のテーマを扱っています。小説の分類としてはTS小説が多く、その他は純文学となります。

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