桜沢ゆうの小説「父は僕のヒーローだった」の改訂版をA出版しました。
父親が自分のヒーローだったと思って育った主人公が交通事故をきっかけにマフィアから付け込まれ、借金のかたとして最愛の娘を連れ去られそうになります。主人公は敢然と立ち上がり娘の身代わりとして自分の身を差し出し、娘の「パパは私のヒーローよ!」という言葉を糧にマフィアの組織で苦行に耐えるという、身につまされるお話です。
ストーリー自体は初版から変化がありませんので初版をAmazonで購入済みの方はご注意ください。
日英TS文庫のレーベルですので、TS、性同一性障害、女装、LGBTが重要な要素となった小説であることを予めご承知おきください。
「父は僕のヒーローだった」はYulia Yu. Sakurazawaの英語小説「My Dad Was My Hero」の日本語版のTSサスペンス小説です。
原作:My Dad Was My Hero
副題:Feminized to be a Hero
作者:Yulia Yu. Sakurazawa
翻訳者:桜沢ゆう
舞台はイタリアでナポリとその近郊です。主人公のヴィットーリオ・ロッシは36才、妻ダニエラと娘アンジェリーナと幸せな家庭を築いています。
ヴィットーリオは13才の時にトラックに跳ねられそうになったところを父に助けられますが、その事故で父は死亡し、父を自分の永遠のヒーローと意識して育ちます。大人になったら自分の子供のヒーローになることを夢見ていました。
そのチャンスは娘のアンジェリーナが16才になった時に訪れます。妻の運転する車が自転車に乗っていた女性を跳ね、その女性が死亡します。困ったことに自動車保険の更新を怠っており、保険が切れたばかりの時でした。それは妻には責任の無い事故でしたが、マフィアが目撃者を捏造して、ヴィットーリオとその妻は巨額の賠償金を請求されます。示談交渉に臨みますが全財産を処分しても示談金には届きません。マフィアはアンジェリーナを5年間預かることで残金に充当すると宣言し、アンジェリーナを連れ去ろうとします。
その時、ヴィットーリオは自分の身を投げ出してアンジェリーナを助けようとするのでした。
【カテゴリー】TS小説、サスペンス小説 【キーワード】マフィア、強制女性化
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これは性転のへきれきTS文庫、日英TS文庫、その他の桜沢ゆうの出版物を紹介するHPと桜沢ゆうのブログを兼ねたサイトです。桜沢ゆうは千葉県在住の作家で、1997年に処女作「性転のへきれき(ひろみの場合)」を出版して以来創作活動を続けており、数多くのロマンス小説、ファンタジー小説、サスペンス小説、ソフトSF小説などを出版しています。作品の多くは性同一性障害、性転換のテーマを扱っています。小説の分類としてはTS小説が多く、その他は純文学となります。