今日、街でスカート男性を2人見かけました。
これまでも、街でスカートをはいている男性を見かけたことは何度もあります。(誤解のないように言っておきますが、女装している男性ではなく、ファッションとしてズボンの代わりにスカートをはいている男性の話です。)
1人目は神田外語大学の横の湾岸道路を跨ぐ跨道橋の上でした。その跨道橋は海浜幕張駅から神田外語大学に通う学生の通路になっているのですが、黒いコート風のワンピースドレスを着た若い男性が歩いていました。黒系統のトップスとの重ね着であり、コートのようにも見えるので「ワンピース」と呼んでいいものかどうか迷いますが、フレアのある薄い素材なので、コートの裾が長いのではなくロングスカートだと認識しました。
明らかにメンズの服装ではなく、スカートを意識した服でした。髪形はメンズのマッシュとウルフの中間のすっきりとしたスタイルで、体型はやや細身の標準サイズでした。かっこいいなと感じました。
2人目のスカート男性を見かけたのは神田外語大学の横の跨道橋を超えて、スカイウォークから幕張テクノガーデンへと入る分岐路の入り口でしたが、度肝を抜かれました。
天頂部分以外は禿げ上がった50歳前後の男性で、上半身はスウェット、下半身はグレーのよれよれのミモレ丈のスカートに派手な模様のタイツでした。ファッションではなく、一見すると労働者風の印象なのですが、普通にスカートをはきこなしていました。
今までに見かけたスカート男性は(女装男性を除くと)ほぼ100%が学生風の男性で、ファッションとして「男性のスカート」を実践している感じでした。千葉大とか、神田外語大学で近隣住民が参加可能なイベントが開催されるときには、模擬店などでスカート男性をよく見かけます。男子学生にしてみれば街をスカートで歩くのはさすがに勇気が要るにしても、キャンパスの中なら冒険的ファッションとして実践しやすいのだろうなと思って見ていました。
神田外語大学は4人に3人が女子という環境の大学なので、男子学生にしてみれば男性のスカートに抵抗がない女子の友人が何人かいれば、えいやっと思い切ってスカートで歩けるのではないかと思いました。
今日の神田外語大学の学生は明確に「スカート男子」ではなくスカート的なファッションだったのが印象的です。「男はスカートをはいてはならない」という社会的・精神的な壁を打破するには、今日の神田外語大学の学生のような「男っぽくてスカート的でかっこいい服装」が効果的かもしれません。
それにしても労働者風のオジサンのスカート姿にはびっくりしました。身長は173センチ前後で、ケンカをすれば強そうな感じで、結構こわおもての男性でした。どんな発想・意図でのスカートファッションなのか、知りたいところです。
これは性転のへきれきTS文庫、日英TS文庫、その他の桜沢ゆうの出版物を紹介するHPと桜沢ゆうのブログを兼ねたサイトです。桜沢ゆうは千葉県在住の作家で、1997年に処女作「性転のへきれき(ひろみの場合)」を出版して以来創作活動を続けており、数多くのロマンス小説、ファンタジー小説、サスペンス小説、ソフトSF小説などを出版しています。作品の多くは性同一性障害、性転換のテーマを扱っています。小説の分類としてはTS小説が多く、その他は純文学となります。