桜沢ゆう著の長編TSエンターテインメント小説「鈴木君はキャバ嬢のバイトをしている」が出版されました。表紙画像はStable DiffusionというAIを使って作成しました。
主人公の「僕」はN大学2年生。同級生の鈴木は小学校以来の親友で、どちらかというとカッコいいイケメンなのですが、変人すぎてついて行けない面があり、僕は同類と思われないように気を付けています。最もついて行けないのは、ファッションです。
最近、大学の構内でスカート男子をよく見かけるようになりましたが、鈴木は週2回ほどスカートファッションで登校します。スカートと言っても女子のような服装ではなく、いわゆるボーイッシュなスカートであり、女装とは無縁なのですが、僕は鈴木がスカートで登校した日には一緒に学食に行かないことにしています。
鈴木がキャバクラでウェイターのバイトをしていることは本人から聞いて知っていました。僕は「玄人」の女性は苦手なので、鈴木がキャバ嬢と付き合える立場にいることを羨ましいとは思っていませんでした。
ある日、大学の帰りに鈴木のアパートに立ち寄った僕は、ひょんなことから鈴木の秘密を知って愕然となります。鈴木はウェイターではなくキャバ嬢としてバイトをしていたのでした!
本書は長編(約13万文字)のTSエンターテインメント小説です。
【表紙画像】今はやりのAIで作成した原画をAdobe Photoshop/Illustratorでリタッチして表紙画像を作成しました。1年余り前にGoogle ColabでVQGAN+CLIPを使ってNFT画像の作成に凝りました。当時のAIは抽象画には強かったのですが、人間らしい顔を描くのが不得意だったので、私の小説の表紙画像の作成には不向きでした。(人物ではなく背景画像には使えました。)ここ1年でAIによる画像生成技術が長足の進歩を遂げ、私のように絵を描く才能や経験が無い人間でも、リアルな人物画を描くことができるようになりました。Pythonで書かれたDall-E(ダリと読む)やStable DiffusionというAI作画ソフトが公開されて、無料乃至は超低料金で使用可能となり、手の届く料金でMid Journeyという更に高機能なAI作画ソフトを誰でも使えるようになっています。AIによる作画については、別の機会に解説したいと思っていますが、私にとっては非常にうれしい技術革新となりました。