奥原なつの妹 千遥が北海道の家に現れるシーンに感動

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[2019.7.2] 奥原なつの妹 千遥が北海道の家を訪れるシーンを見て心が震えました。妹の千遥の、なつに会いたい気持ち、怖気、そして不明ですが反感が入り混じった気持ちが表情や仕草に見事に表現されていました。なつぞらは、主人公の視点ではなく第三人称(神の視点)で描かれている部分が多いのですが、あのシーンは千遥の視点で描かれていたので、草刈正雄や松嶋菜々子の言動を千遥の気持ちで受け止められました。二人ともさすが名優だと思いました。

見た後であのシーンを小説でどう書けるだろうかと考えました。作家として、千遥の微妙な心境と行動を描くのは簡単ではありませんが少なくとも徹底して千遥の視点で周囲を見ないと書ききれないだろうと感じた次第です。

性転のへきれきの主人公が女性化を強いられる途上で、自分の部屋の壁に貼ってある女優のポスターを剥がすシーンが時々出てきます。ここ1~2年、剥がされるのは広瀬すずのポスターが主流になってきたようです。

本来、性転のへきれきの主人公は長身女性に憧れるのが普通で、以前は西内まりやのポスターを剥がして渋々竹内涼真とかに張り替えたものでした。「スタア」はまさに西内まりやそっくりの外観を持ったアリスというシンガーソングライターを描いた小説でした。(桜沢ゆうもアリスの元カノ「桜田ふみ」の役で特別出演。)それがどうしていつのまにか広瀬すず(159㎝)になってしまったのか、自分でも不思議です。

千遥を演じる清原果耶は透明なゆりかご(NHKドラマ10)の主演を見てファンになりましたが、広瀬すずと入れ替わりにSeventeenにスカウトされた超有望株です。17歳で162㎝なので最終的には性転のへきれきの主人公と同じような身長になると予想されます。

性転のへきれきの読者の方には「千遥になって広瀬すずに抱きしめられたい」と思いながら千遥の視点でなつぞらを見ていた人も多いのではないでしょうか?

このウェブサイトはエンタメ批評サイトではなく、桜沢ゆうの小説の紹介サイトなのですが、千遥が北海道に現れるシーンが非常に良かったので、つい書いてしまいました。


これは性転のへきれきTS文庫、日英TS文庫、その他の桜沢ゆうの出版物を紹介するHPと桜沢ゆうのブログを兼ねたサイトです。桜沢ゆうは千葉県在住の作家で、1997年に処女作「性転のへきれき(ひろみの場合)」を出版して以来創作活動を続けており、数多くのロマンス小説、ファンタジー小説、サスペンス小説、ソフトSF小説などを出版しています。作品の多くは性同一性障害、性転換のテーマを扱っています。小説の分類としてはTS小説が多く、その他は純文学となります。

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