「スタア」性転のへきれき 新作 | 性転のへきれき

「スタア」性転のへきれき 新作

スタア

桜沢ゆう性転のへきれきシリーズの新作小説「スタア」が発売されました。

「スタア」は性転のへきれきシリーズでは初めての芸能界を舞台とした小説です。

主役は西口アリスというシンガーソングライター。ファッションモデル出身で女優としても活躍しています。九頭身の長身でファン層の八割が若い女性です。

主人公は西口アリスの大ファンの大学二年の男性です。いわき市で開催された野外コンサートに姉と一緒に参加するのですが、姉がそのコンサート会場でアーティストが着替えの後に出てくる裏口に関する情報を友人から入手したと聞き、姉と二人でその裏口で西口アリスを待ち伏せします。折り悪く、アリスに危害を加えようとする女子高生グループがいるとの情報を得ていた開催者がボディーガードを裏口周辺に配備していたので、主人公と姉はボディーガードにつかまってしまいます。

そこにアリスが姿を現し、不審者として捕まった二人と顔を合わせます。そんな状況での出会いによって、燃えるような恋の火ぶたが切って落とされるのでした。

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第一章 理想の女性

ステージの左奥から走り出て来た細長いシルエットの女性が左手を真上に突き出し、右手に持ったマイクに叫んだ。

「帰ってきあしたよ、西口アリスだぁ!みんな、元気にしてるべ?」

キャーッという割れるような歓声が三崎公園野外音楽堂全体に湧きあがり、ステージの背の貝がらの形をした壁にこだまする。

「ありぴー!好きよー!」
僕の周囲の女子高生たちが声をからして叫んでいる。ありぴーとは西口アリスの愛称だ。ありぴーが自分に視線を向けてくれたら死んでも良いとみんなが思っている。

「ありぴー!ありぴー!」
僕も背伸びしながら必死でステージに向かって叫んだ。前に僕と同じぐらいの身長の女子高生が何重にも立っていて、その頭の隙間からステージ上の西口アリスを見るのは楽ではない。

西口アリスはいわき市が産んだトップ・スターで福島の誇りだ。いや、僕は日本の誇りだと思っている。十三才の時にスカウトされて東京に行き、女性ファッション誌のモデルとして活躍しながら、テレビドラマや映画に女優として出演してきた。去年歌手デビューを果たし、今年発表した自らの作詞作曲による歌が大ヒットした。西口アリスがその曲をピアノの弾き語りで歌うのを聞くと、僕は何度聞いても涙が溢れて来る。

二千人を超える観客の八割は若い女性だ。西口アリスは女子高生と女子大生が選んだ「なりたい女性ランキング」でダントツのナンバー・ワンだ。卵型の小顔にぱっちりとした目、そして細い首とすらりと長い手足。百七十五センチの長身だが大きいという印象は全く感じられず、可愛いのだ。女子高生・女子大生は皆が西口アリスのような顔と身体を持ちたいと熱望し、毎日ファッションやコスメを工夫している。

男性にも熱狂的なファンは大勢いるが、女子に比べると熱狂度は低いかもしれない。男性から見ると世界中には多くの美女がいて西口アリスはその一人だから、西口アリス以外の美女でも代用がきく場合が多い。でも、西口アリスになりたい女子高生にとっては「西口アリスになりたい」のであってそれ以外の女性になりたいのではない。代替のきかない憧れの人が西口アリスなのだ。

僕は寝ても覚めても西口アリスだ。朝起きると西口アリスをフォローしているインスタグラムやツイッターで新しい写真が投稿されていないかチェックする。ユーチューブで何百本も流れている西口アリスの動画は全て見たが、特に好きなライブの動画は何十回繰り返して見ても飽きない。夜寝る前もオフィシャルホームページの西口アリスの写真を見ないと気が済まない。

「ありぴー!」

僕には「キャー」という声は出ないので、何度も「ありぴー!」と呼び続けた。この西口アリスの野外コンサートに来るためにわざわざ東京から来た人は、そう多くはないはずだ。もっとも、僕は東京からいったん福島市にある実家に帰り、姉の車に同乗して来たから「東京から来た」と言うのは少し無理がある。大学四年の姉の千尋も僕ほど熱狂的ではないが西口アリスのファンだ。

ステージの上を飛び跳ねるようにダイナミックに躍動しながら身体全体で歌う西口アリスは本当に美しい。三曲目の弾き語りの時には僕も、隣に立っている姉も、周囲の女子高生たちも全員が泣いていた。

一時間半のコンサートはあっという間に終わりに近づき、最後に西口アリスがアンコールに応えてロックな曲を歌った。西口アリスがステージの奥に消えていくと、どうしようもない寂しさに襲われた。

姉の千尋は僕の手を引っ張って、音楽堂の右手の裏の方へとどんどん歩いて行った。

「お姉ちゃん、どこに行くの?」

「シーッ、黙ってついてきなさい。」

千尋はひそひそ声で僕の耳元に囁いた。
「この野外音楽堂でバイトをしていた友達に、控室の場所を聞いたのよ。ありぴーは着替えが終わったら、この裏のドアから出て駐車場に向かうはずよ。」

「すごーい。お姉ちゃんの友達ってレベル高いね!」
僕は千尋に続いて音楽堂の裏の生垣の間を潜り抜け、駐車場に続くドアの近くまで行って千尋と一緒に木陰に隠れた。

日は落ちていたが、その夜は満月だった。裏口からありぴーが出て来さえしたら、どんな変装をしていても僕は絶対に見間違えない。

一分、五分、十分と待ったが、そのドアからは誰も出て来なかった。

「お姉ちゃん、その友達って信用できるの?それ、最新情報なの?」

「ううん・・・私の親友のマユッピの高校時代の友達なの。マユッピが一昨年のお正月に高校の同窓会で会った時にその子から聞いたって言ってたんだけど。」

「なあんだ。そんなに古い話なのか。」

その時、僕の手首が誰かに掴まれて、僕は「ヒエッ」と叫んでしまった。姉も「キャーッ」と悲鳴を上げた。振り向くと二頭のマウンテンゴリラが背後に立っていた。

「お前たち、何をしているんだ。」

もう片方の手で首筋を掴まれ、木陰から、裏口のドアの手前の空き地へと突き出された。月明かりに照らされた二頭のマウンテンゴリラは黒い背広を着た大男たちだった。

「過激な女子高生のグループが西口アリスを襲撃する計画があるという情報を入手したから張り込んでいたんだ。お前たちはその一味なのか?」
千尋の手首と首筋を掴んでいる方の大男がどすのきいた声で言った。

首筋を掴む力が強すぎて、千尋も僕も「ウウウッ」としか声が出ない。でも、悪いやつらに襲われたのではないことが分かって少しほっとした。それに、明るいところに連れて行かれたら、千尋と僕が女子高生ではなく、女子大生と男子大学生であることは一目瞭然だ。

「私は若く見えるけど、女子高生じゃなくて、大学生よ。」と千尋が叫んだ。やはり千尋は自分が女子高生に見えることを内心期待していたのだ。

「僕は男だ。」と叫ぼうと息を吸い込んだときに裏口のドアが開いて、黒いジャージーのパンツにグレーのパーカーを着たスリムな人物が現れた。

「ありぴーだ!」
僕は息を飲んだ。憧れの西口アリスが、ほんの二メートル先に立っている。

「ありぴー!」僕は声にならない声で言った。目から涙が溢れ出た。

「離してあげて。この子たち悪いやつには見えないわ。それに、例えこの子たちに襲われても私一人で簡単に倒せるわ。」

少しだけハスキーなアルトの声が天の鈴のように僕の胸に響いた。僕は陶酔した目で西口アリスを見上げた。

「君たち、私のファンなの?」

「はい。コンサートが終わったらしばらくしてアーティストがこのドアから出てくるという情報を得たので姉弟で待ち伏せしていました。」

「君が妹で、そちらの子がお姉さんなのね。」

「い、いえ。僕、弟ですけど。」
憧れのアリスに女性と間違えられて、僕は傷ついた。

「うそ!こんなに可愛いのに?ちょっとこっちに来て顔を見せて。」

アリスは僕の手を掴んで、電灯のついた壁の所に引っ張って行った。

「キミ、男の子なんだ!お名前は?」

「狩野千草です。」

「千草くん?素敵なお名前ね。お姉さんについてきただけなの?キミも私のファンなの?」

「ぼ、ぼく、ありぴーの大、大、大ファンです。毎日朝から晩までありぴーのことを想っているんです。」

「うれしいわ。そんなに熱心なファンの男の子に会えて幸せ。キミもとても可愛いわ。」

西口アリスに手を握られて、直に会話ができるなんて、夢のようだ。おまけに、可愛いと言われた。

「ありぴー、僕、もう死んでも良いぐらい幸せです。」

少し離れた場所で千尋はまだ男に手を掴まれて僕を羨ましそうに見ていたが、「離してよ」と大きな声で言って、男の手を振りほどいた。

「お詫びにビールでも一杯ごちそうするわ。キミたちは車で来たの?」

「福島市から私の車で来たんです。この公園の反対側の駐車場に置いてあるんですけど。」
と千尋が答えた。

「そうなんだ・・・。車ならアルコールは飲めないし。」

「私は結構です。弟だけ連れて行ってやってください。千草はキチガイと言っていいほどのありぴーファンですから。」

「本当にそれで良いの?じゃあ、ホテルで飲んだ後で家まで送るから、千草くんを私に貸してね。」

「お姉ちゃん、そんなことを言わずに一緒に行こうよ。」

「いいのよ。千草はありぴーに会うために東京から来たんでしょう。一生一度のチャンスだから楽しんできなさい。」

千尋はアリスと握手をしてから、僕たちに手を振った。アリスに言われて、大男の一人が千尋を反対側の駐車場に停めてある車まで送って行ってくれることになった。

「さあ、私の車に乗って。」
僕は天にも昇る気持ちでアリスについて行った。駐車場には数台の車が泊まっていた。

「どれが私の車か当ててみて。」

僕は自信を持って白のレクサスを指さした。

「ブブーッ、外れよ。」

アリスがキーのボタンを押すと、メタリックなダークグレーのワンボックスカーのドア・ランプが二回点灯した。

「フリード・スパイクよ。後部座席が完全フラットになるからどこでも車中泊できるの。私は日本全国でライブをするけど、この車を自分で運転していくことが多いのよ。」

「へえ、ありぴーみたいなスーパースターが大衆車で車中泊とは驚きです。」

「このサイズで後部座席が完全フラットになる車はフリード・スパイクしか見つからなかったのよ。それに、私の収入が増えたのは最近よ。この車を買った時にはローンを組んだんだから。」

アリスが身近な存在に感じられた。これほどの大スターなのに少しも気取ったところが無い。

僕はフリード・スパイクの助手席に乗り、アリスがアクセルを踏んだ。

「千草は私に会うために東京から来たって、お姉さんが言ってたわよね?」
アリスにファーストネームで呼び捨てにされて、僕の心臓は素手で掴まれたようにキュンとなった。

「はい、僕は東京の大学の二年生です。姉は実家から福島の大学に通っています。」

「東京にはいつ帰るの?」

「明日帰ります。月曜の朝の講義に出ないとまずいので。」

「私は東京に帰るから、このまま乗って行けば?」

「ホテルに泊まるんじゃなかったんですか?」

「そのつもりだったけど、千草とドライブしたくなった。」
何という幸運だろう。僕は有頂天になった。

アリスは信号の手前で停車し、パーカーのポケットからスマホを取り出して誰かに電話した。
「関口さん、アリスよ。悪いけど、私、用が出来たからこのまま東京まで帰る。部屋はチェックアウトしといてね。ごめんね、よろしく。」

アリスは僕を見てニッコリ笑い、「マネージャーに頼んだから、これで大丈夫。」と言った。

海沿いをしばらく走ってからいわき勿来インターで常磐道に入った。アリスの運転は安定感があり、高速に入ってからも時速百キロを少しオーバーするだけだった。右側を百四十キロを超える車がビュンビュン追い越しても気にも留めない。

助手席の僕は何もしゃべらずに、ただアリスの横顔を見ている。アリスも落ち着いた表情で前を見て静かに運転している。

「私の方ばかり見ないで、恥かしいわ。」
さっきからずっと見られているのに気づいたアリスが前を見たまま言った。

「だって、憧れのありぴーがすぐそばに居るんですよ。一生に一度の機会だから見ずにはいられません。」

「ひとりだけずるいわ。私だって千草の顔を見たいのよ。」

ドクドクと首筋の血管が破裂しそうになる。アリスにとっては言葉の遊びなのだろうが・・・。

「さっき、妹じゃなくて弟だと言ったでしょう。それで千草をじっくりと見て心臓が止まりそうになったの。理想のタイプの男の子だったから・・・。だからあんな言い方をして千草だけを誘い出したのよ。お姉さんには失礼だと分かっていたけど。」

「理想のタイプ?僕、少し上げ底の靴を履いてますけど、百六十三センチしかないんですよ。ありぴーは百七十五センチもあるんでしょう?」

「正確には174.7センチよ。」

「奇遇ですね!僕、本当は162.7センチなんです。」

「アハハ、そうなんだ。私、自分より十二センチぐらい小さい男の子がタイプなのよ。百六十二、三センチの男性は山ほどいるけど、千草みたいな身体のバランスで、千草みたいに綺麗な顔の男の子は何万人に1人しかいない。ライブでステージの上から観客を見ていて、そんな子を二度か三度見たことがあるけど、ステージが終わったらどこかに消えてしまってもう二度と会えない。」

「僕、ありぴーのライブは三回目です。前に二度か三度見たというのは僕だったかも。」

「そうかもね。神様が千草を私の元に配達してくれたんだわ。」

西口アリスと相思相愛の関係になれるとは、想像を絶するほどの幸運だ。運命的な出会いとでもいうのだろうか。いや「運命的」ではなく、これは運命なのだと思った。

友部サービスエリアのサインが見えた。西口はウィンカーを出して左レーンに移り、サービスエリアに入ると、建物から少し離れた暗いスペースに停車した。

「何か飲もうよ。お腹も空いてきたわ。」
アリスはダッシュボードからファッション・サングラスを取り出し、野球帽をかぶって車の外に出た。これなら誰もアリスとは気づかないだろう。

コンビニで大きい缶ビールを二つとお弁当を一つ買ってフードコートに行った。アリスと向かい合って座るなんて夢のようだった。でも、高速のサービスエリアでビールを飲んだら運転できなくなる。僕はお酒は弱い方だから一人で缶ビールの大を二缶もは飲めない。

「さあ、乾杯よ!」
缶ビールを開けてアリスと乾杯の仕草をしてから飲んだ。アリスはゴクゴクと豪快に飲んで「ハーッ、うまいっ。」とオジサンのように言った。

「飲酒運転はダメですよ。」

「千草って私の女房みたいなことを言うのね。心配ご無用。私は飲酒運転は絶対にしないわ。明日の朝までここでゆっくりするわよ。」

「ああ、良かった。」
僕は胸をなでおろした。アリスが飲酒運転をしないと分かって安心したのと、明日まで一緒にゆっくりできるから良かったのとの両方だった。

コンビニで買ったお弁当はチキン南蛮だった。ひとつのお弁当を、二人で同じお箸を交互に使って食べた。そんなことをするのは生まれて初めてだった。その相手が西口アリスとは・・・。

「千草の口って面白いわ。への字になったり、丸くなったり、大きくなったり、すごく小さくなったりしてる。こんな口って、初めて見た。ガバってかぶりつきたくなるわ。」

「千草は眉毛を毎日整えてるの?ウッソー、眉は触っていないの?うらやましいわ。後で舐めちゃおう。」

「目の形が私と似てる。知ってる?私の目って女子高生から羨ましがられてるのよ。私って、こんなに可愛い目をしていたのね。あとでキスしちゃおうっと。」

アリスは僕の事ばかりしゃべっていた。僕はアリスがどんなに美しいかについて話したかったが、僕がアリスを褒めると「千草の方がもっと素敵よ。」と言ってアリスが僕のことを話し始めるのだった。

「僕のことなんか話してもつまんないのに・・・。」

「そろそろ車に戻ろうか。」

「えっ、もう戻るんですか?まだ早いのに。」

「私たちのベッドに戻るのよ。」

「ええっ!」

「さっき教えたでしょう?フリード・スパイクは後部座席を前に倒すと荷台と同じ高さになって、フラットベッドになるのよ。今夜の二人のベッドよ。」

アリスが二人のベッドというのを聞いて鼓動が高まった。単に車をベッド代わりにして寝るという意味だろうか。それとも、特別な意味が込められているのだろうか・・・。

「あら、千草!今、何かエッチなことを考えていたでしょう。」
アリスに心を見透かされて僕は真っ赤になってしまった。

トイレに寄ってから一緒に車に戻った。アリスは手慣れた様子で荷物を助手席に移し、後部座席を前に倒した。バッゲージ・スペースに折り畳んで置いてあったキャンプ用のウレタンマットを広げると、二人で十分に寝られそうなスペースができたので感心した。僕たちは車に入り、靴を脱いでゴロンと横になった。

「この車って割と遮音性が良いから、中は結構静かでしょう?外は騒音がしているから、中でキャーキャー騒いでも車の外を通る人には殆ど聞こえないのよ。」

「ふうん、じゃあ、キャーキャー騒ぎましょうか?」
アリスがエッチなことを考えていないことが分かっていたので僕は強気になって軽い冗談を言った。

「私は大声は立てないけど、千草にはキャーキャーと言わせてあげるわ。」
運転席側に寝ているアリスが急に身体を回して僕の上に乗った。アリスは僕の両肩を抑えるようにしてキッスした。一瞬の動きになすすべもなく、僕はアリスの舌を受け入れた。僕もアリスの脇に両手を差し込んで抱きしめた。

アリスのキスはしっかりと、そしてしっとりとしていた。性急な動きは無く、身体に身体が話しかけるように、ゆっくりと迫って来た。キスがこれほど豊かな表情を持つものだとは知らなかった。唇が離れ、もう一度重ねられる時に感じる安堵に満ちた幸福感は比類のないものだった。僕は高二の時に元カノと短いキスをしたことがあったが、それは単なる真似事であって、今日が生まれて初めてのキスと言っても良いかも知れない。男女の営みの中でキスがこれほど大切なものだとは知らなかった。

アリスの手は僕の頭をバスケットボールを持つように抱えたり、首を絞めるように握ったり、髪を掴んだりしたが、胸から下を性急に攻めようとはしなかった。

「ありぴー、大好き。世界一好き。」
僕は頭の中が真っ白になりそうだったが、首を左右に振りながら僕がアリスをどんなに好きかを訴えた。背中がジンジンして胸がむずがゆくなった。アリスの形の良い胸を僕の胸に圧しつけてくれるか、アリスの手のひらで僕の胸から脇を撫でてくれることを切望した。そんな僕の気持ちをアリスに届けたくて、僕はアリスの丸い乳房をシャツの上から掴んだ。硬くてカサカサしているのに驚いた。

「私のペチャパイの秘密を知ったわね。もう生きては帰せないわよ。」
僕の上に馬乗りになったアリスはグレーのパーカーを脱ぎ、そしてブラジャーを外した。スラリとした上半身についた、小さくて形の良い乳房が露わになった。

「ありぴーのオッパイって最高!」

僕は心から感動して言った。

「私の裸はタダじゃ見られないのよ。一回一億円。お金が無い場合は身体で払ってもらうから。」

僕は一億円でも安いと思った。
「身体で払います。」
と喜んで答えた。

「うふふ。じゃあ千草の身体は私が一億円で買ったわ。千草は一生私のものよ。」

アリスにチェックのシャツを脱がされ、その下の黒のティーシャツも脱がされて上半身が裸になった。アリスはいきなり僕の右の乳首にタコのように吸いつき、舌の先で乳首を転がした。僕がくすぐったがってもアリスはお構いなく舐め続けた。しばらくすると乳首がチリチリして右の太ももにしびれが走り始めた。

「可愛い!千草の乳首がこんなに立ってきたわ。」
アリスは左手の親指と人差し指の先で僕の右の乳首をコネながら、今度は僕の左の乳首に吸いついた。

「ああああ、ありぴー、ありぴー。」
背中から太腿全体がジンジンして、胸が燃えそうだった。アリスは僕が泣き声を上げ始めても乳首への攻撃を決して止めようとはしなかった。

アリスが自分の胸を僕の胸に合わせてくれたのは、僕が殆ど正気を失ってからだった。それから僕たちは上になり、下になりながら、お互いの胸、乳首、脇、肩、首筋、喉、耳、頬、唇、鼻、目、そして頭を全身を使って攻撃し合った。何時間も疲れを感じることなく愛し合った。二人ともズボンの股間から太腿に大きなシミができたまま、いつしか眠りに落ちた。


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カテゴリー: リアル系TS小説

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