新作「スカート男子プロジェクト」

桜沢ゆうの性転のへきれきシリーズ新作小説「スカート男子プロジェクト」が出版されました。

「スカート男子プロジェクト」の主人公は観音寺海里(かいり)という名前の男子大学生です。幕張新都心にある大学のポルトガル語学科の一年生ですが、ファッション研究会という部活に入っています。

五月の連休明けのある日、海里は通学路の公園で、自転車を押して歩いている二十歳前後の男性とすれ違います。その男性がスカートをはいていることに気づいて仰天した海里は、ファッション研究会の人たちにビッグニュースとして話をします。

その時には、スカート男子との遭遇が海里の大学生活に深刻な影響を及ぼすとは予想もしていませんでした……。

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この小説は私の実体験をきっかけに書いたものです。私は2017年5月9日の朝、女子高のスカートをはいて自転車を押している20歳前後の男性と習志野市の香住公園ですれ違いました。

紺の短パンをはいた男性が自転車を押してるんだな、と思っていたのですが、短パンの裾が少し広がっているように見えました。近づくと、短パンの裾が左右に揺れていたので、「まさか!」と思いました。

紺のプリーツスカートだと分かったのは、2、3メートルまで近づいてからでした。あっけにとられて立ち止まり、すれ違ってから彼の後姿を目で追いましたが、颯爽と自転車を押す彼の後姿はあっという間に小さくなりました。

オカマっぽさの気配は微塵もなく、どちらかと言えば田舎っぽい顔で髭のやや濃い若者でした。

彼が何の目的で高校の制服のスカートをはいて自転車を押していたのか、想像もつきません。

世の中には、私たちの想像できないようなことがあちこちで起きているのだと思います。それに比べるとこの小説の中で起きたことは驚くほどのものではないのかも知れません。


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