桜沢ゆうの性転のへきれきシリーズ新作小説性を失った少年・ 性転のへきれきが出版されました。
小6の時に不幸な事故によって男性のシンボルを失った俊樹は、それを隠して通学します。性を失う……俊樹にとって女の子になったのでなくても「僕は男だ」と胸を張って言えない、そんな状態になってしまったのです。黙っていれば男でなくなったとは誰にもわからないはずでしたが、実生活で立って用が足せなくなった身体で隠し通すことは容易ではありませんでした。
あることがきっかけで、俊樹の秘密は男子の間にあっという間に知れ渡ってしまい、俊樹は深い疎外感を味わいます。男子からは男同士の仲間とは認めてもらえないのですが、男子たちはその情報を女子とは共有しない状態が続き、女子は俊樹を異性と認識しているという、孤立状態でした。そんな俊樹にとっての救いは義理の姉になった洋子でした。
少年時代の性意識の微妙な変化、俊樹と同級生たちの心の変化や、俊樹が中学、女子高、女子大に進み運命の人と結婚するまでの心と体の変化がリアルに描かれる、性転のへきれきらしい淡くて同時にシリアスなTSエンターテインメント作品です。
その運命の人との「運命の人生」とは・・・。最終章が終わってもこのストーリーが終えられることはありません
これは性転のへきれきTS文庫、日英TS文庫、その他の桜沢ゆうの出版物を紹介するHPと桜沢ゆうのブログを兼ねたサイトです。桜沢ゆうは千葉県在住の作家で、1997年に処女作「性転のへきれき(ひろみの場合)」を出版して以来創作活動を続けており、数多くのロマンス小説、ファンタジー小説、サスペンス小説、ソフトSF小説などを出版しています。作品の多くは性同一性障害、性転換のテーマを扱っています。小説の分類としてはTS小説が多く、その他は純文学となります。