「落第ヘルパー」は性転のへきれき初の医療もの小説

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落第ヘルパー医療ものTS小説「落第ヘルパー」の表紙カバーを変更しました。

落第ヘルパーは性転のへきれきシリーズでは初めての医療ものです。医学部を卒業して四月から研修医になる予定の主人公が、その病院に3月からバイトで働き始めます。バイトと言っても主として内科での予備研修をさせてもらうわけなのですが、一応ヘルパーの職員として正式採用された形になります。

その年は医師国家試験の合格発表日が3月29日で、それまではあくまでヘルパーの立場で医療現場を経験することになります。

病院は女性が主役の職場です。経営層は男性で占められ、医師たちも女医を含めていわゆる男性的視点が支配的なのですが、実際の医療の大半は女性の手で動いています。多くの女性がそれぞれ医療への想いを胸に抱いて、使命感を持って頑張っています。病院の職員の性格も千差万別で好き嫌いもあり、人間ドラマが渦巻いています。

「落第ヘルパー」の主役は数人の女性で、主人公は脇役と言った方がよいかも知れません。主人公は病院の中の世界を下から見上げるような視点で、毎日新たな難局に遭遇して、「主役たち」に助けられたり叱咤激励されたりしつつ難局を乗り切っていきます。

性転のへきれきシリーズで二番目の長さの長編です。(注:一番長いのは「よじれた戸籍」です。)また、主人公が遭遇する難局の数が性転のへきれきで最も多い小説です。これでもか、これでもかというほどの「難局」を主人公と一緒に体験してください。シリアスですが性転のへきれき的な意味でのシリアスネスであり、徹底したTSエンターテインメント作品です。性転のへきれきシリーズの中でも、最もリアルで面白い小説のひとつになったと思いますので、どうぞどっぷりと落第ヘルパーの世界に浸って、楽しんでお読みください。


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これは性転のへきれきTS文庫、日英TS文庫、その他の桜沢ゆうの出版物を紹介するHPと桜沢ゆうのブログを兼ねたサイトです。桜沢ゆうは千葉県在住の作家で、1997年に処女作「性転のへきれき(ひろみの場合)」を出版して以来創作活動を続けており、数多くのロマンス小説、ファンタジー小説、サスペンス小説、ソフトSF小説などを出版しています。作品の多くは性同一性障害、性転換のテーマを扱っています。小説の分類としてはTS小説が多く、その他は純文学となります。

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