新作「拾った接種券」を出版しました

新型コロナ肺炎のワクチン接種に関連した桜沢ゆう新作小説「拾った接種券」を出版しました。日本では欧米に数ヶ月の遅れて新型コロナ肺炎のワクチン接種が開始されましたが、その後遅れを取り戻して、9月中旬には国民の50%が2回の接種を完了しました。「拾った接種券」は6月18日に着想してその日のうちに第1章を書いたのですが、第8章あたりに差し掛かった時点で別のプロジェクトに取り掛かって放置され8月23日に執筆を再開し、やっと完成しました。

大学2年生の「僕」は千葉県船橋市の住民ですが、全国の自治体の中でも船橋市は6月までのワクチン接種の立ち上がりが遅く、「僕」はいつになったらワクチンが摂取できるのだろうかと焦りがつのっていました。

そんな時、香住公園の花菖蒲園で東京都在住の他人の接種券を拾いました。東京の幾つかの区では全年齢層向けの接種券の送付が早期に行われていたので「僕」にとってはうらやましい限りでした。接種券の入ったジップロックのビニール袋には運転免許証と大規模接種センターの予約メモが入っていました。驚いたことに写真が「僕」とよく似ており、生年月日も近いので、「これを持って大規模接種センターに行けばワクチン接種が受けられるぞ」という悪魔のささやきに負け、「僕」は6月18日に大手町の大規模接種センターで念願のワクチン接種を受けに行ってしまいます。

しかし、悪いことはできないもので、ワクチンを接種して経過観察エリアで待機している時に、手が少し痒くなりました。その痒みはあっという間に全身に広がります。

「これがアナフィラキシーショックか!」と気づいた時には遅すぎました。それから約3ヶ月の間「僕」は空前絶後の経験を余儀なくされ、6月18日にズルをしたことを悔やむのでした……。

「拾った接種券」は12万文字強のTSエンターテインメントサスペンス小説で、AmazonのカテゴリーとしてはラノベBLになります。


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