桜沢ゆう新作「入れ替わり:満月の夜、満開の桜の下で」出版のご案内です。
2021年第1四半期のテレビドラマの中では綾瀬はるかさん主演の入れ替わりサスペンスを「次はどうなるのだろうか?」とワクワク・ヤキモキしながら見ました。前作の「Covid-MTF:男が女性化するパンデミック」を書き上げた日に「私も入れ替わりサスペンスを書こう」と思い立ってこの小説に着手しました。
主人公の岩槻文太は長身でイケメンのサラリーマン。同期入社で一番の美人の辻本里帆からバレンタイン・ディナーに誘われ、告白されて付き合い始めたばかりでした。
初デートとなった2/12の新月の夜、里帆とのデート現場を自分のアシスタントの沢井雪乃に目撃されるのですが、文太は里帆と雪乃に誘われて、八丁堀の河津桜の下で古代エジプトの女神イシスに一緒に祈る儀式に付き合わされることになります。
それから半月後 2/27の土曜日に文太は里帆と深川~木場で街歩きのデートをします。2/27は満月で 17:18に月が最も新円形になるのですが、満開の河津桜の下で再び古代エジプトの女神イシスに一緒に祈る儀式に付き合わされる羽目になります。そして、文太は儀式の途中で気を失います。
翌朝、目が覚めて文太は愕然となります。同じベッドには自分そっくりの男が裸で寝ており、自分の体には乳房がついていたからです。
2/27、3/29、4/27の3回の満月のピークに、河津桜、東京のソメイヨシノ、津軽のソメイヨシノの満開の桜の木の下で、世にも不思議なことが起きます。最後まで行方が読めない入れ替わりサスペンスで、10万文字余りの長編小説です。
これは性転のへきれきTS文庫、日英TS文庫、その他の桜沢ゆうの出版物を紹介するHPと桜沢ゆうのブログを兼ねたサイトです。桜沢ゆうは千葉県在住の作家で、1997年に処女作「性転のへきれき(ひろみの場合)」を出版して以来創作活動を続けており、数多くのロマンス小説、ファンタジー小説、サスペンス小説、ソフトSF小説などを出版しています。作品の多くは性同一性障害、性転換のテーマを扱っています。小説の分類としてはTS小説が多く、その他は純文学となります。