桜沢ゆうの小説「行方不明(英語原作題名:Missing in Nepal, 副題:Damsel in Distress)」の改訂版を出版しました。
原作の副題は絶望的な状態で捕らわれの身となった女性を意味する用語です。主人公は日本の血が8分の1混じったフランス系アメリカ人の若い青年ですので、この題が何を意味するかは推測の通りです。
徐々に、そして最後には極度に絶望的な状況に追い込まれる主人公の視点でお読みいただけると幸いです。
日英TS文庫のレーベルですので、TS、性同一性障害、女装、LGBTが重要な要素となった小説であることを予めご承知おきください。
天空の王国で見つけた天国と地獄……
失われたアイデンティティーの先に何が見えたのか?
「行方不明」は日英TS文庫のTSホラー小説です。
原作:Missing in Nepal
副題:Damsel in Distress
原作者:Yulia Yu. Sakurazawa
日本語版作者:桜沢ゆう
コロラド生まれの米国人ルーベン・ヤングは東京の大学に留学中に一人でインド旅行に出かける。それはデリー2週間というツアーだったが、ルーベンは2日でデリーの雑踏に嫌気が立ち、バスでカトマンズへの旅行を企てる。生まれ育ったコロラドと共通点のある天空の王国ネパールに憧れを感じたからだ。
三十時間かけてカトマンズに到着したが、ルーベンは周囲が自分を見る眼が何となくおかしいことが気になった。
翌日、ホテルで運転手付きの車を手配してもらい、ガイド付きの市内観光に出かけた時、ルーベンの心配が的中することになる。
【カテゴリー】TS小説, ホラー, サスペンス
【キーワード】女装, DID
本サイトは性転のへきれきTS文庫、日英TS文庫、その他の桜沢ゆうの出版物を紹介するHPと桜沢ゆうのブログを兼ねたサイトです。桜沢ゆうは千葉県在住の作家で、1997年に処女作「性転のへきれき(ひろみの場合)」を出版して以来創作活動を続けており、数多くのロマンス小説、ファンタジー小説、サスペンス小説、ソフトSF小説などを出版しています。作品の多くは性同一性障害、性転換のテーマを扱っています。小説の分類としてはTS小説が多く、その他は純文学となります。