性転のへきれきTS文庫の「一般職になった男」は2015年9月に出版されました。TVでは武井咲さん主演のエイジ・ハラスメントの連ドラが終わっ頃に書いた小説です。色々なハラスメントが繰り広げられて、武井咲さんが解決していく痛快なシーンが魅力でした。最終回にプロポーズを断ってスッキリしました。
さて、性転のへきれき「一般職になった男」では主人公の浜口直樹がどんなセクハラにも負けない合法的なハラスメントに晒されるお話です。それは「一般職転換」。
おまけにフィアンセで同期入社の玲子が総合職転換されて同じ課の総合職として着任し、直樹の直属の上司になってしまいます。直樹は玲子からお茶出しやコピーを命じられる立場になったのです。
直樹と玲子は大学時代からの付き合いで、就活にあたっては話し合いの結果、直樹は総合職、玲子は一般職として同じ会社に応募して就職したという経緯があります。それなのに、会社での立場が逆転し生活設計も根本的に変化するので、玲子は直樹に婚約解消を申し渡しました。
レストランで玲子から結婚指輪を返された直樹は絶望の涙を流します。しかし、それは単なる別れ話には終わらず、玲子と直樹の関係は新しいスタート地点に着くのでした。
「一般職にされた男」は性転のへきれきTS文庫の「男性サラリーマンが一般職OLの制服を着て仕事をさせられる」カテゴリーの小説の一つです。このカテゴリーには20以上の小説がありますのでとことんお楽しみいただけます。
これは性転のへきれきTS文庫、日英TS文庫、その他の桜沢ゆうの出版物を紹介するHPと桜沢ゆうのブログを兼ねたサイトです。桜沢ゆうは千葉県在住の作家で、1997年に処女作「性転のへきれき(ひろみの場合)」を出版して以来創作活動を続けており、数多くのロマンス小説、ファンタジー小説、サスペンス小説、ソフトSF小説などを出版しています。作品の多くは性同一性障害、性転換のテーマを扱っています。小説の分類としてはTS小説が多く、その他は純文学となります。