最期の障壁

第一章 トリシュナ

 私は二十一歳の誕生日の前日に婚約した。相手はソムという名前の五歳上の男性で、彼が両親と一緒に私を品定めにやって来て以来何度かデートした間柄だ。私はまだ結婚したいと思っておらず、親が勝手に決めた相手だったが、特に反発を感じたわけではない。親が娘の結婚相手を決めるのは普通であり、夫になる人と結婚式の日に初めて顔を合わせる女性も多い土地柄だった。私にとって父や兄と論争をするのは不可能に近かった。亡くなった母を含め、うちの女性は父と兄に従うように教育されていたからだ。

 女の子だから虐げられたというわけでは決してない。私は良い食べ物、良い服、良い教育を与えられて育った。父は感情を表に出さないタイプの人だったが、父なりの方法で私を愛してくれた。母は数年前に他界し、私が家事を担当していた。兄のジョイとはしょっちゅうケンカをしていたが、何かあると私を守ってくれる保護者のような存在だった。

 ただ、私の家族は親友のトリシュナほどには私を理解してくれなかった。時々、物静かで知覚の鋭いトリシュナの顔がふいに頭に浮かび、会いたいという衝動に駆られて電話した。多くを語る必要はなく、言葉の合間から私の気持ちを感じ取って会いに来てくれた。

「十五分後に着くから待っていて」
と彼女は低い声で言った。

 トリシュナはその言葉通り十五分後に自転車で私の家まで駆けつけてくれた。スパンコールのついたロングスカート、白いTシャツとカラフルなスカーフに身を包んだトリシュナの細長いシルエットを見ると、私は喜びと安らぎに包まれた。

 私はドアを開けてトリシュナをしっかりと抱きしめる。リビングルームのソファーに寝ていた兄のジョイは、またかと軽蔑したような笑みを浮かべる。私は兄を無視してトリシュナを自分の部屋に連れていく。

 彼女はメヘンディを持ってきている。メヘンディとはインドの女性が手足に模様を描くための植物性染料で、円錐形のアプリケーターに入れて売られている。トリシュナが私の手のひらに複雑な模様を描いてくれると、私は思いの丈を彼女にぶちまけた。トリシュナは最後まで聞いてくれて私の気持ちを分かってくれた。彼女は助言をしようとするのではなく、ただ親身になって聞いてくれる。それがありがたかった。

「私はソムを愛していない。ソムは私の魂を愛してくれていないの」
と私は惨めな気持ちで彼女に告白した。

 トリシュナは私に顔を向けた。肌理が細かいとは言えない肌だが、彼女はハッとするほど美しかった。コールでアイラインを引いた黒い目は私の心を奥深くまで見通している。

「あなたの魂を愛していないのに婚約するとは、彼はあなたの何が好きなの?」

 鋭い質問を受けて頬が燃えるように熱くなった。

「私の身体が好きなのよ」
と呟きながら悔しさが湧き上がった。

 婚約者のソムは私の父と同じく不動産業に従事している。彼が両親と一緒に初めて私の家に来た時、彼はまるで不動産物件を評価するかのように私の身体の外見を鑑定した。強い屈辱を感じた私は、ヴェールで身体を隠そうとした。ソムが自分の両親の方を向いて三人で囁き声で会話をした後、ソムの母親が私の父に笑顔を向けて言った。

「主人も息子もお嬢さんを気に入ったようです」

 その一言が私の自尊心をないがしろにした。


「私はあなたの何が好きだと思う?」
とトリシュナが皮肉っぽい口調で私に聞いた。

 私は返事できずに黙っていた。トリシュナと私の間に常に横たわる「何か」に触れるのが怖かったからだ。

「答えてみて」
とトリシュナが私に回答を促した。

「無理よ、私は臆病だから。これからもずっと……」

「私たちが十四歳だった時の雨の夜のことを覚えてる?」
とトリシュナに聞かれて、私は頷いた。あの夜のことは決して忘れない。

 今、私が彼女についてどう感じているのか、私の頭の中は混乱している。多分彼女も同じように混乱していると思う。私は初めて彼女に会った日のことを思い出した。

第二章 青いユニコーン

 トリシュナを初めて見たのは十四歳の時だった。彼女は給水機のそばに立って、静かにコップの中の水を飲んでいた。ブロンズ色の長い手足と光沢のある黒い髪をしていて少し男の子っぽさを感じさせる美少女だった。私の注意を引いたのは彼女の目だった。パッチリと大きくて黒い目で、年齢に似合わず、何か深い訳がある人のような印象だった。

 その日、私は授業に集中できなかった。教室の後ろの方の席に座っている長身の転校生のことが気になって、私はつい彼女の方をチラチラと振り向いた。トリシュナの転校初日だったが、とても大人しい少女で、殆ど一言もしゃべらなかった。

 プライドが高いからしゃべらないのではなくて、何か他に重大な理由があるのではないかと思った。もしかしたら、転校したばかりだから口数が少ないだけなのかもしれない。彼女の長くてしなやかな脚は短い紺色のスカートの中で震えていた。彼女が緊張しているのは確かだった。

「こんにちは、私はカジョル・ビスワスよ」
とできる限り優しい笑顔で自己紹介をした。
「あなたの名前はトリシュナ・ムカージーよね。タゴール女子校へようこそ!」

 トリシュナは唾を飲み込んで恥ずかしそうに笑った。彼女の喉仏が上下したことに私は気づいた。まるで男の子みたいだと思ってドキドキした。

「ありがとう。私に話しかけてくれたのはカジョルが初めてよ」
と彼女が恥ずかしそうに言った。

 私は弁当箱を開いた。

「話しかけずにはいられなかったのよ。このフィッシュカレーを食べてみて。私が作ったの」
と弁当箱を差し出した。
「トリシュナにはとても魅惑的な何かがある。私たちと同じ十四歳なのに大人っぽい感じがするわ」

 トリシュナはスプーンを私の弁当箱へと伸ばしてフィッシュカレーを取った。

「人間は状況次第で速く成長することもあるのよ」
と彼女は淡々とした口調で答えた。

 どんな意味でそう言っているのかはわからなかった。

 彼女が差し出したパンと卵カレーをもらい、二人でおしゃべりをした。お天気、学校のこと、勉強のことなど他愛のない会話だった。彼女は「そうね」とか「いいえ」とか短い言葉しか話さなかったが私はとても心地よかった。

 トリシュナのことがよく理解できるようになるまでには時間がかかった。本で調べた結果トリシュナという名前が「渇き」を意味することが分かった。アーモンド型の目をじっと見ると、その名前は彼女にぴったりだと思った。彼女の目は知識に飢え、そして理解されることと愛されることに飢えていた。

 トリシュナと私には共通点がいくつもあったが、その一つは読書への情熱だった。トリシュナが私の誕生日にラビンドラナス・タゴールの「ゴラ」の本をくれた時は特に嬉しかった。

「ありがとう。いつか読みたいと思っていた本だったの」

「ぜひ読んでみて。その本には私たちが意識しないうちに抱いてしまう偏見と、それがいかに無意味なのか、そしてそれに気付くための方法が書いてあるから」

 私はトリシュナを見つめた。彼女は聞き手にはっきりと分かる話し方をするが、それは私たちの年齢では稀な特質だ。私は彼女の性別とは若干違和感がある身体的特徴のことを意識せずにはいられなかった。

 まだ十四歳だった私はどのような結論を導き出すべきか判断できなかった。それに他人の身体的特徴に着目するのはよくないことだと思った。私は彼女の精神的な面に的を絞り、「ゴラ」の主題や主人公の最初の考え方、それに主人公が自由な考え方ができるようになった過程について話をした。トリシュナは十四歳とは思えないほど明確で、しかも客観的な意見を持っていることが分かった。

「あなたって大人みたいな話し方をするわね。どうしてそれほどマチュアになれたのか、秘訣を教えて」
と聞いてみた。

「マチュアになった秘訣? そうね、四字熟語で言うと艱難辛苦かな」
とトリシュナは微笑んで冗談っぽく言った。

 

 トリシュナは他の女の子たちとは明らかに違っていた。タゴール女子校の生徒たちはすぐにその違いに気づいてトリシュナを容赦なくからかった。私は彼女の味方をしようとしたが、以前の友達から「裏切者」と呼ばれて怖気づいてしまうこともあった。トリシュナはそのような猛攻撃に一人で向き合う羽目になっても騒ぎ立てることなく冷静に対処した。

「あんな酷いことを言われてどうして我慢できるの? 私があなただったらあの子たちに汚い言葉で言い返して平手打ちにしてやるのに」

 トリシュナは深くため息をついた。

「誰でも自分たちと違う人間が現れたら拒否するものよ。でも、嘲笑されるのは一時的で、最終的には彼女たちの一人として受け入れてくれると信じてる」

 自分が他の女の子たちとどう違うのかについて彼女は語らず、私もそれ以上立ち入るのは控えた。サンティニケタンという小さな町で育ったが、私自身は都会的だと自負していた。その一つは他人のプライバシーを尊重することだった。

 トリシュナの家は学校から私の家に帰る途中にあった。学校が終わると私たちは一緒に自転車で家に帰った。二人とも自転車に乗る気分でない日には、自転車を押して歩いた。

 ある日、私はトリシュナと一緒に黙って自転車に乗って彼女の家の前まで来た。彼女の家は木に囲まれた小さな平屋の家だった。玄関の横に自転車を止めてトリシュナの家に入った。中には誰もいなかった。リビングルーム、小さな寝室、台所と浴室があった。家の中は完璧に片付いていて、まるでだれも住んでいないような感じだった。

「お父さんやお母さんは仕事で留守なの?」
と私はトリシュナに尋ねた。

 トリシュナは私の質問には答えずに台所に行き、私は後を追った。最低限の棚と調理器具しかない簡素な台所だった。トリシュナはコンロに火をつけ、二カップ分の水を入れた手鍋をコンロの上に置いて、その中に茶葉を入れた。

「ミルクも入れる?」
と目を合わせずに聞いた。

「ええ、お願い」
と私は答えた。

 トリシュナは熱いミルクティーの入ったマグカップとビスケットを乗せたお盆をリビングルームに持って行き、私は後に続いた。

 二人でお茶とビスケットを楽しみながら、ありとあらゆることについて話した。あっという間に二時間ほどが経ち、夕暮れになった。トリシュナの家族はまだ帰宅していない。私は段々心配になってきて質問した。

「お母さんはどこで働いているの? 何時ごろに帰るの?」

 トリシュナは肩をすくめた。

「母はコルカタの保険事務所に勤めてる。午後五時には家に帰るわよ」

と言って、トリシュナは私にヒントを与えるかのように微笑んだ。

 コルカタは通勤距離圏とは言えない遠隔地なので私は混乱した。

「じゃあ、トリシュナはお父さんと二人でサンティニケタンに住んでいるの?」

「いいえ、父もコルカタに住んでる。銀行マンなの」
と彼女はたどたどしい口調で答えた。

 トリシュナの言葉の意味が分かって唖然とした。

「ここに一人で住んでいるの!?」
と私は念のために質問した。

 トリシュナが頷いて肯定した。


「父も母も私を変えようとして必死だったんだけど……」
と彼女は静かに話し始めた。

「でも私は変わらなかった。性別の違和感がどうしようもないほど深刻だったの。私は男の子として生まれたんだけど、自分の中身は女の子だと思っていた。ズボンやショートパンツをはくのが嫌で、ワンピースを着てお人形遊びをしたいと言って聞かなかったの。

 小さい頃は両親もそのうちに治るだろうと思っていたみたいなんだけど、十二歳になっても全く治らなかったから精神科のお医者さんに連れて行かれた。精神科医は対話療法で『治療』しようとした。でも、全く効果がないどころか、女になりたいという気持ちが却って強くなった。

 十三歳の時、ズボンをはいて学校に行くことが耐えられなくなって、姉のお古のスカートの制服で登校したのよ。当然学校でも家でも大騒ぎになって、校長も教師も両親も私を怒鳴りつけた。姉は同情してはくれたけど、どうして私がそこまでするのか、気持ちが理解できないみたいだった。結局、私は一週間の停学を申し渡されたの。

 一週間後に学校に戻った。それから何週間かはズボンをはいて学校に通って、私は女の子になりたいという気持ちを必死で押さえつけていた。けど、それはやっぱり無理で、また姉のお古の制服で登校した。今度は学校は寛容な措置は取ってくれずに、私は退校処分になってしまったの」


 ここまで一気に話して、彼女は大きなため息をついた。長いまつ毛が涙でぬれていた。私が彼女の肩に手を置くと、トリシュナは感謝の気持ちを込めて私の手の上に自分の手を重ねた。

「学校で何と言われたの?」

「オカマと呼ばれたわ……でも今話したことは大昔に起きたことよ。前世のことのような気がする」
と彼女が答えた。

「家族は私のことを恥だと思っていて、そんなことで退学させられたことは家名を汚すことだと言っていた。でも私にはどうしようもなかった。精神科医も匙を投げて、お陰で私は女性ホルモン注射をしてもらえるようになった。

 身体に変化が出始めた時になって、初めて両親は私を娘として受け入れざるを得ないということに気付いた。でも、両親はそんな私を家に置いておけるほど大胆では無かったのよ。そのうちに私の身体はすっかり女らしくなって、毎日女性の服で過ごすようになった。このままだと親戚や友人に知られてスキャンダルになると思って、コルカタから十分離れたこの町に私を転向させたのよ」


 トリシュナは多くの困難に直面したが、屈服することなく耐えたのだった。

「時々ご両親が会いに来てくれるの?」
と聞くと、トリシュナは大きく息を吸った。

「たまに週末に来るけど……でも、親は親で忙しいから頻繁には来れないのよ。二人とも平日は毎日働いているから、週末に半日かけてサンティニケタンまで来るのは大変なの。それに、姉は十二年生(日本で言うと高校三年生)で大事な時期だから、姉を放っておくわけにもいかないから」

 トリシュナは不平を口に出さなかったが、彼女が非常に孤独だということが分かった。一人でこの家に住み全ての問題に自分で対処しているトリシュナはとても勇気があると思った。

 窓の外を見ると軽く雨が降っていた。

 十四歳の思春期の少女が自分で料理をして、洗濯して服を整え、勉強をするというのはめったにないことだ。虐められても相談できる家族も傍に居らず一人で立ち向かわねばならない。タゴール女子校は簡素で飾り気のない学校であり、特にカウンセラーは置いていない。トリシュナの場合は性同一性障害について両親のサポートがなく、一家の恥として追放されたのも同然だった。そしてお姉さんにも理解してもらえなかった。トリシュナが自分の周りにカメのような殻を作ったのも不思議ではない。それはすべて防衛のためのメカニズムだったのだ。

 ベッドの端に腰かけている彼女がとても脆弱に見えた。私は彼女のところへ歩いて行き、彼女の隣に座った。トリシュナの腕の力強さと男の子のような筋肉が残っている脚を今更のように意識した。彼女は細身で胸の膨らみもあるが、若い男の子のような筋肉を完全には失っていなかった。

 私は胸に奇妙なときめきを感じた。その気持ちは、毎年恒例の日に男子校の生徒がタゴール女子校に来る時に感じるものと似ていた。その日だけは若い男性が私たちの女子校を訪問することが許された稀な機会だった。私は当時十九歳だった兄を除いて、男子と接する機会はゼロに近かった。

 トリシュナが突然立ち上がった。

「なんだかすごく蒸し暑くなってきたわね」
と言って扇風機のスイッチを入れたが、停電していたと分かって失望のため息を漏らした。新聞紙を団扇代わりにするが間に合わない。トリシュナはブラウスのボタンを外してさっと脱ぎ、肌色のスポーツブラだけの上半身になった。彼女の腹部は引き締まっいて無駄肉がない。

 トリシュナはタンスを開けて、薄いTシャツに手を伸ばした。彼女がTシャツに頭を通そうとする前に、私は思わずトリシュナの首に抱き着いていた。汗に濡れたトリシュナの身体から放たれるセクシーな匂いが鼻腔を通じて私の全身を麻痺させた。一瞬トリシュナの身体が緊張し、次の瞬間にその緊張が霧が晴れるように引いた。彼女は躊躇いながら私を抱き返し、私の柔らかくてフワフワした身体が彼女の引き締まった体に押し付けられた。

 罪悪感が首をもたげて我に返るまでの数分間、私たちはじっと抱き合っていた。十四歳の少女どうしがまるで男女のカップルのように身体を求め合うのがいけないことだとは分かっていた。トリシュナと私はどちらからともなく身体を離して、二人とも顔が真っ赤になった。恥ずかしくて言葉も出て来ないし、しばらく目を合わせることができなかった。

 窓の外を見ると雨はやんでいた。
「もう帰らなくちゃ」

「家までついて行こうか?」

「大丈夫よ。もうすぐ暗くなるから。それに、もし送ってくれたら、今度はトリシュナが一人で自転車で帰ることになるじゃない」

「カジョルが一人で帰るよりは私が自転車を飛ばす方が速いし安全だわ」

「私、こう見えても意外と強いのよ」

「うふふ、分かったわ」

 トリシュナは一緒に玄関を出て私を見送ってくれた。次の角で振り向くと彼女はまだ玄関の外に立っていて、胸の前で私に両手を振ってくれた。

 家に帰ると、どうしてそんなに遅くなったのだと叱られた。兄のジョイからも、女の子が夕暮れ時まで外をうろつくのは危険だと叱られた。いつものことだった。父と兄の言葉は右耳から入ってそのまま左耳から出て行った。その夜、私の頭の中はトリシュナの身体から放たれていたセクシーな匂いと、私の背中に押し当てられた彼女の指の感触で一杯で、それ以外のことは何も考えられなかった。

 あれを恋と呼ぶことはできない。親友の女の子から、自分は元は男子だったと告白されたからドキドキしただけだ。それに、彼女が置かれている状況に同情するあまり、つい気持ちが入りすぎてしまった。二度とあんなことをしないように気をつけようと思った。

 それからしばらく、トリシュナと学校で顔を合わせるのはとても気まずかった。あの時に起きたことをお互いに強く意識していたが、忘れたふりをして言葉を交わした。近くにいると制服の中の彼女の身体を痛いほど強く意識してしまうが、彼女も同じように私の裸を心に思い浮かべているだろうと思った。遠くからでもトリシュナの視線を感じるたびに頬が熱くなった。トリシュナが私の大きなお乳、細いウェストと丸いお尻を見ているような気がしてドキドキした。

 でも、トリシュナの視線の中に淫乱さは皆無だった。あたかも私の肉体を透過して霊の中に入ってくるかのような魂のこもった視線だった。

 何日かするとあの時に感じたお互いの身体の魅力のことが気にならなくなって、以前と同じ女どうしの親友としての関係に戻った。


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